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勝手気ままな花屋の番長が 苦悩しながら創作した作品を恥ずかしげもなく公開するずうずうしい日記


by 番長

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しびれる季節です。

美しい・・・
(ポワ~ン・・)
しびれる季節です。_c0102228_20392497.jpg

新緑の季節も美しいですが
思わず今日は撮らずにはいられぬほどの紅葉の美しさでした。
しびれる季節です。_c0102228_20403258.jpg

真っ赤だけが紅葉にあらず
こういった寂しい色もまた美しい

そして風が吹くたびに
「カラカラカラカラ」という音とともに
大量の落ち葉が舞い落ちます。
しびれる季節です。_c0102228_2043391.jpg



その姿は
幻想的で心の琴線をかき鳴らします(笑)
しびれる季節です。_c0102228_20432453.jpg

緑 オレンジ 黄色のグラデ-ション
この風景を見せてくれるこの時期を
どの季節より愛しますワタクシ(ポ~~~~~~~♪)←うっとり中


しびれる季節です。_c0102228_20445415.jpg

↑でもこんなことになってて もう掃除もやる気なし。
うわ~い♪落ち葉のカ-ペットだ~♪(キャッキャッ♪)←浮れている。しかしこの落ち葉のおかげで店内は枯れ葉無法地帯となってます。掃除無駄。



しびれる季節です。_c0102228_20464698.jpg
しびれる季節です。_c0102228_20465484.jpg

120センチのロングのフレッシュスワッグです(注文品)

しびれる季節です。_c0102228_2048324.jpg

これは50センチほどの小ぶりのスワッグ(2500円税別)





来年からのことですが
大変申し訳なく思うのですが
照明の注文制作をやめようと思っております。


今ご注文を下さっている分までの制作となります。

なぜこういった結論に至ったかというと

ワタクシにとって照明という分野は
特別なものなのです。
誰かの要望に沿って作るものでなく
商売というのとも違う。

「作りたい」と思わなければ作りたくないとも傲慢にも思うほどに
とても大切な自己表現の方法なのです。

だから自分が作りたいと思ったものが全てで
そればベストなのです。

それに加えることもできず
それを変えること(形や色)もできず

自然に作れたものが自分にとってベストなのです。

だからベストでないものは
作れない。

今言っていることは
商売をやる上ではタブ-かもしれません。
要望に沿ったものをベストで作れてこそとも思います。

けれど
今の自分の技量では
それをすることはかなわず
お客様に納得のいくようなものを作る自信もなく
考えた結果

納得できないものを提供するくらいならば
受けないという選択をし
何の制約も無く自由に自然に作れるとき作ったものの方が
一番自分が良いと思うものをお客様に提供できることだと
今日思ったのです。

店にある照明は
商売っ気はほとんど出してません。
なぜなら自分の好きなものしか作ってない。


「作りたい」と強く思ったときにしか
作っていないものは
誰のためでもなく(誰かをイメ-ジして作るときもありますが) 宿り木のために作ったもので
自分が愛せるものであるということ


それがベストで
自分が作って伝えたいものだと思うからです。

「同じもの」などは決して作れはしない。

その時その時のテンションと環境と心情と
いろんな要素が重なって生まれたものを再び作ることなど
できない。(今までも何度も作ろうとしましたが結果できませんでした。)

同じものを作りたくないという作家特有のものというのとは同じかどうか分かりませんが
「作れない」のです。

どんなに思い出して作ってみても
遠くオリジナルには及ばないものばかりです。


それは自分が一番知っている。
そしてお客様も気づく。


その落胆を
ワタクシは見たくないのかもしれないです(笑


量産は決してできないしまた したくない。


今後はオリジナルのみの販売となります。
照明に限っては現品限りとさせて頂こうと思います。
どうかお許し下さい。


今日も注文品を作ろうと向かいましたが
どうしても形にすることができなかった。

一気に仕上げられないものは
イメ-ジが曖昧で 形にできず迷いがあるということ

また昼間の忙しい最中に作ると必ず途中で中断を余儀なくされ
その勢いはなくなり 再び向かったときすでに
その意欲は見事に無くなっている。

店に「製作中」とついた途中の作品は
そういった理由から「作れなくなった」ものなのです。

それらを無理に形にしようとは思わない。
いつか再び必ず上がってくるであろう意欲を待って休眠しているもの達なのです。
完成されるために。




しびれる季節です。_c0102228_21195527.jpg
しびれる季節です。_c0102228_21202770.jpg
しびれる季節です。_c0102228_21204674.jpg

by sana4413 | 2007-12-01 21:39 | お知らせ | Comments(23)
Commented by chappy at 2007-12-01 22:35 x


私は作りたいものしか作れない「作る人」です。
ああ。いいですね〜
うっとりの紅葉です。
今月は番長さんの周りをうろつく事が多いかと思います。
いちょうの黄色いじゅうたんを楽しみにしているの♪
Commented by sana4413 at 2007-12-01 22:49


照明に関しては
ワタクシにとっては特別な世界。

だからこそ
自分がべストのときのものしか
お見せしたくないし お売りしたくないのです。

媚びたものや 惰性の介入は
いらないのです。


裏のイチョウが一本はまっ黄色 一本は緑ってなんだか変な光景でしたが(笑
本当に今日は綺麗でしたよ~♪
Commented by naruco at 2007-12-01 22:54 x
番長さまはアーティスト、芸術家なんですね。
そういう意味でいうと私は職人系かな・・・。
Commented by chappy at 2007-12-01 23:01 x
うちの息子が今寝言で「お花屋さんのおねえさん....ムニャムニャ...」ってなんか言ってたんですけど...。
かなり気に入ってます^^うふ。
Commented by sana4413 at 2007-12-01 23:11
ナルコ店長

照明に関してだけはそう言われてもいいと思ってますよ(笑

他のものは商売としての目線で捉えております。
だから「同じものと言われれば職人のように同じものを作ります。

だけど照明だけは違うのです(笑)
私にとって売れるから量産するものではないということです。
Commented by sana4413 at 2007-12-01 23:12
chappyさん

爆。

ガハハハハハh!!!!
きっと雪虫を持って追いかけられる夢見てるんですよ(笑
ガハハハハハh!!!!
Commented by mizudama at 2007-12-01 23:31 x
そうですね。だからこその素敵な照明なんですね。
その時が来たら、足しげく通いますよー(^^)。

今年は急に寒くなったから、紅葉が色鮮やかで格別ですね!
自転車乗りながら紅葉見てはニヤけ、
歩いては、つい葉っぱ拾っちゃいます☆
Commented by sana4413 at 2007-12-01 23:44
mizudama さん
いや誤解させてすいませんな(笑
白花の照明の件の話でなく

今受けている照明の注文品を作っているときに
以前から思っていたことが明確になっただけなのです(笑

自分がいいと思うものしか提供したくないのです。
数を作るうちにそれはどんどん最初のものから遠ざかっていく。

ワタクシにはそれがどうしても耐えられなかったのです。
もともとオリジナルを見て思っているお客様のイメ-ジと
どんどんクオリティ-が下がってくる作り手とのギャップが
出てくるのを恐れたのです。

大事にしたいが故に
こういう選択をしたのです。

絶対に作らないということでなく
もちろんするっとドンピシャなイメ-ジが降りてきたときには
迷い無く作るんでしょうが

期日を決めたりすると
どんどん作れなくなる。

だから照明は商売にはできないと知ったのです(笑
Commented by 赤ダルマ at 2007-12-02 00:00 x
ゴロンゴロン……♪ どうも!こんばんは!(意外にもこんなに早く登場!  今日のような日記を拝見してしまったら、何か一言書かずにはいられなかったです。。。

…先日、初めて照明を作ってみたけれど、愛おしくて愛おしくてしょうがないのは何故だろう?!(驚!)何だか私、自分の作った照明にやられているらしく、毎日毎日愛おしくその灯りを楽しんで見つめて惚れ込んでおります。携帯の写メも何度開いていることか……。たかが照明、されど照明……たまらない魅力に生まれて初めて(照明に対して)やられている相変わらず鈍感な赤ダルマとしては、今日の番長の日記…深ーく深く心に響くものがありました。  確かに、そのとおり。大切な存在であるからこそ、思いを費やして制作するからこそ、の、決断だと思います。
そんな番長をとっても素敵だと思ったので、コメントを書きました。  ジーーーーーーンン(しみじみ)共感中!
Commented by sana4413 at 2007-12-02 00:10
>ゴロンゴロン……♪

メガ爆(腹がよじれる・・・)


~~~○(ゴロゴロゴロ♪)

赤ダルマさん
そうなのです。
きっとその時のテンションは二度と来ない。
もし同じものを作ってと頼まれたとしても きっと作れないタイプだと思います(アタナモ・笑)

どこで妥協するか 「同じようなもの」で自分の中で多少似ていればよしと割り切れるものならば それは商売として成り立ちます。

ですが割り切れないときは
もはや商売としては捉えられない。

だから商売にする気はないのです(笑
ここはもっと別の世界
宿り木という店単位よりも 番長個人の世界なのです。


※それで商売成り立つならいいよね。とか綺麗ごと言うなとか言われそうですが(笑)綺麗ごとにしておきたい世界もあるということです。
Commented by sana4413 at 2007-12-02 00:12
ところで赤ダルマさん 例のお届けの花の指定日はいつにしますか??
Commented by mizudama at 2007-12-02 02:14 x
はい、大丈夫ですよ~(^^)。
でもちょっと安心しました。

番長さんのその気持ち、決断、私も素敵だと思います。
大切にしていいと思います。
番長さんにドンピシャなイメージが降りてくるように、
私にもビビビーーーンこれだー!!という出会いがあると思うので、
その時を楽しみにまたお店に伺いたいと思います(^w^)。

Commented at 2007-12-02 03:07 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by アール at 2007-12-02 05:57 x
こないだはいけなくて残念でした
今度こそと思っている私♪

照明素敵ですもんね~
自分の中から湧き上がってくるもの大切にしてください
それが私にドンピシャと来たらお買い上げ~♪

落ち葉の絨毯いいですね
私も好きです
こどものころからそういうところ歩くのザクザクいいながら♪
Commented by sana4413 at 2007-12-02 08:52
mizudamaさん

いつか照明だけの作品展をやりたいと思っています。
その時はぜひ☆
今日は休みですがお店に作り物をしに行く予定です。
何か降りてくるといいな~♪
Commented by sana4413 at 2007-12-02 08:59
鍵さん(九州の母上様)

そう思っておられたんですね(笑
さすが広島の星の母
するどい視点で読まれておりましたな~(汗)
全てを売り渡す必要はないのだと
やっと気づいたのです。

想いを注いで作るものは
何でも二度目はないんですがね(笑

それを全てNOにしてしまっては
それこそお店として機能しなくなってしまうんで
これだけはっていう分野だけを
守ることにしました(笑

お嬢さんも今身を削って 何かを創っていますな(笑

ワタクシ達は
そういう人種なのだと先日も電話で話したばかりです(笑

究極隠れM人種です(笑
Commented by sana4413 at 2007-12-02 09:00
ア-ルさん
徘徊時間が遅すぎます(笑

もそっと早くおいでやす~♪
ハナクラさんとこで「福の神」になったようですな(ニヤニヤ)
うちの福の神にもなって~~~~~(笑
Commented by 小石 at 2007-12-02 10:28 x
先日精魂こめて作った寄せうえの大型コンテナ
搬入の途中落とされてさかさま
そのありようにボーゼン
小石 その瞬間絶句 
ウウゥ・・・・同じものは作れない
そのときのテンションはコビーできないもんね・・・
で2日かかって立ち直り
セッセやっとります
気に入らない仕上のとき差し替えしているうち
全とっかえしてしまう そんなこともありますぅ
人の心が作り上げるものは
ひとつとして同じものがない
飯の種(酒の種?)と自分表現全部あってこそ
宿り木さんではないの?
でもね・・・・
願い 私がお店に伺ったときにあればいいな・・・
実物見たいし・・・・





Commented by kuruteku at 2007-12-02 17:02 x
ひゃ~!!!
綺麗!ステキ!
私もこの季節のこの近辺の紅葉達大好き☆
これを見て育ってきた私には、とても心に染み入るものがあります。

そして、番町さんの想い、とても深いのですね。
私が作っていただいたリースも、私にとってとても貴重なものです。
番長さんの想いが私にも届いています。
私は作り手ではないけど、そういう作品との出会い、受けてとしても大切にしたいなと思います。
Commented by 番長 at 2007-12-02 19:56 x
小石さん
それはかなりショックですよね(汗)

全部とっかえるってのはショッチュウありますワタクシ(笑
今日もそれやりました(ガク-)
最初に作ったものと
次々と複製したものとでは
訴えるものが違ってくるのです。

それがその時のテンションということで
それを複製はできないということなのです。

「あれ?なんか違う」って言う感覚
そのはずです。
まったく別物

すでにそれには
心はないからです。

Commented by 番長 at 2007-12-02 19:58 x
kututekuさん

美しいですねホントに(笑
あの落ち葉をザクザク踏む音
もうたまりませんがな(笑

受けてあればこその作り手ですが
その受け手が 汲み取ってくれることが
至上の喜びです(笑

ありがとうございました。
Commented by daikatoti at 2007-12-05 21:26
落ち葉にうもれてて素敵! そうじはみんな落ちてからで充分です^^

照明のはなし、とてもわかりました。 自分も同じ思いをしたことがあります。  売るために作るというのは、難しいことですね。  人形など多作するとだんだん魂が抜けていくのがわかりました。 作りたいという、溢れる気持ちでモノはつくりたいですね。  
Commented by sana4413 at 2007-12-05 22:37
daikatotiさん

お久しぶりです(笑

>人形など多作するとだんだん魂が抜けていくのがわかりました。 

その通りです。複製を作るのは
商売として量産するということ。
そういう対象ではないのです。ワタクシにとって照明は。

たとえ注文主が満足しても
作り手が「不毛感」が残ってしまっては
意味がない気がしました。(照明に関しては)

素直な欲求を大事にしていきたいのです。
創らなくてはいけないという圧迫感を持ちたくないのです。

作りたいけど生み出せないのと
作りたくないのに作らなくてはいけないのとでは
雲泥の差があります。

そういった状況では
決して良い物を(自分が思うものを)
提案できないと思ったのです。

ほかの事は商売として「捕らえているので別ですが(笑
これだけはって世界だけは守りたいのです。