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勝手気ままな花屋の番長が 苦悩しながら創作した作品を恥ずかしげもなく公開するずうずうしい日記


by 番長

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常盤の木

彼女に贈り物をするなど
20年の付き合いで一度もなかったワタクシ

まだ小娘の頃からの付き合いの人は
ワタクシよりも一回り年上の友人です(笑

一年に一度くらいの電話しかせず
数年に一度
本当に気が向いたときに会いに行くぐらい。

タメ語、あんた 呼ばわりは出会った頃から何も変らず(笑
口の悪い会話はケンカしてるようでいつも周囲をハラハラさせる。

けどワタクシ
こんなに優しい人を知りません(笑
そしてこんなに強い人も
今まで出逢ったことがない。

その友人に贈るものは
今ワタクシが持っている力が全て出せるものでなくてはならない(笑
気に入らないものを彼女の手元に置くなぞ
論外なのでね(笑


常盤の木_c0102228_10155736.jpg
どうしてもお礼が言いたかった(笑
今更照れ臭くて
面と向かって言うなど出きず
相応しいものがイメ-ジ出切るまで待っていたら
もう半月過ぎてしまった(笑

まったくこの調子だと
何ヶ月かかるだろうな(笑











つい半月前

ワタクシはこの世界にいなかった。

正気を失い

彷徨った(笑


多分あれが

「曖昧と呼ぶ境界線」だったんだろう。

ずっと小さい頃から見えていたその線は
人には曖昧であったかもしれんが
ワタクシにははっきりと見えていた。
だから越えずにすんだという事だろうな(笑

それまでは。



人は
生きる限りに
自分の理解者を探すもの

その理解から背を向けられたときに
人は何かに迷うのではないかな


自分の存在が疎ましくなり
自分の思考を止めたくなり
自分を否定し
ワタクシは
あっけなく壊れていった





誰が悪いのじゃない
ただ
その孤独を受け入れるべき自分の器が
あまりにも弱かっただけのことだ(笑




店を一週間以上休んでしまう自体が
ありえなかったし
唯一の居場所である店を否定しては
もはやワタクシのいるべき場所など
今生ではありえなかったので。


だからもう自分がどこにいるのかさえ
分からなかったし
いる実感もなく
そこへ体調がつながり
ますます自分を追い込んでいった



外からみたらそれは
他愛ないことだったかもしれないね

誰に話しても
分かられてる気がしなかった(笑


優しい人たちの声も届かない
深い井戸の底のような場所で
一ヶ月半
自分が見失ってしまった答えがどこにあるのか
見つけようとしたが
自力で這い上がることが出来ぬほど
今まで経験したことの無い
闇の中

ワタクシは最後に
病院へ行くことを選んだ。


この無限に思える思考を止めるために。









繋がった電話が命綱だったことを
彼女は知っていたのだろうか?



この時のことを考えると
こうして書いていても
熱い涙がとめどなく溢れてくる(笑


いや嬉しくてだけどね(笑











彼女は
静かに けれど力強く
迷いなど一切存在しないような
絶対の確信のように言った









「あんたを知ってる」


「あんたの全部を知ってる」






「 だ か ら あ ん た は       大 丈 夫 な の よ 」









後日彼女の あのときのあの言葉は
全身全霊であったことを知った。

生き物としての本能のような
消えそうなほどの危機感を
瞬時に理解し

そして持てる力を全て使い
自分の全てをこその声にして
送ったのだと。

ああ そうか
だからあんな神がかり的だったんだな(笑


深く開いてしまった穴は
ワタクシの泣き叫び溢れ出る涙で
埋まっていった。

嬉しいという言葉では軽すぎて
全ての細胞が 毛穴から噴出してくるような
そんな歓びにも似た
涙だったので。


深い愛情の裏づけにある
この絶対の理解を
ワタクシはずっと求めていた


真正面から受け止め
決して目をそらさない
曖昧な否定でも
優しい肯定でも
同情でもなく

ただ1人の人間としての
自分を
深く知ることから逃げない人を
知ろうとすることを
あきらめない人を
求めていた

自分が狂うほどに







「あんたは 苦しまない人生を望んじゃいけないよ


そのためについてくる孤独から逃げるんじゃない




泥にまみれてもがこうと

最後は自分の足で立っている

そうやって今まで 生き抜いてきたの


そういう人生のもとに生まれたの



悩み苦しむことの代償として 何かを生み出す人なの






だからこそ

あたしは あんたが好きなんだよ」












きっとこの日のことは一生忘れないだろう


そのとき確かにあたしは
命に等しい何かを
あんたに救ってもらった

だからこそあたしは
あんたのその心に見合うものを
あんたに贈りたいんだよ(笑




あんたはあたしの常盤の木なんだよ
生きる限り変ることの無い

大きな
常盤の木なんだよ




常盤の木_c0102228_1094844.jpg









「ねえ 沙奈 

あんたが苦しんだのは あんたにとって その相手が その苦しみに見合うだけの価値のある人間だったということよ。


それを忘れるんじゃないよ。」





(笑)参りました。(降参)
by sana4413 | 2009-03-15 10:28 | 琴線